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トップの強烈なリーダーシップと、個々の高い自主性。

日本、そして世界をも驚かせたラグビー日本代表の大躍進は、この2つの要素が見事に噛み合って生まれました。そして、我々ビジネスマンにも非常に多くの教訓を残してくれました。

 

エディージョンソンヘッドコーチ。4年前に代表コーチとなった際に、当時15位ほどであった世界ランクを「次回のワールドカップまでにトップ10以内にする」と目標を掲げました。この目標は、現実と環境を踏まえた「実現可能な最大限の目標」としてチームに見事にフィットしました。そして、今回のワールドカップでは、「南アフリカを倒す!」というピンポイントの目標を掲げました。選手たちは当初、「本当にそんな成果が出せるのだろうか?!」と半信半疑だったようですが、トップが繰り返し繰り返し選手たちにそう言い続けることで、選手たちも「もしかして出来るのではないか」という気持ちに変わっていき、そして個々の選手の一つ一つの行動も変わっていきました。トップのぶれない理念、思いが選手たちに浸透していったのです。

 

そうしたことで、今まで厳しい練習や自己管理についても受け身であった選手たちの行動が、見違えるほど変わっていったようです。スケジューリングから練習メニューなど、言われたことだけではなく、コーチからの指示に自らの考えもブレンドし、自らのコントロールできるエリアは積極的にコーチ陣と議論し、改善していったのです。南アフリカ戦の終盤、選手たちの意思でキックでなくスクラムを選択したスーパープレーに顕れていますね。

 

トップのぶれない理念が部下に浸透し、自然と部下が自主性を持ってトップについていくという、まさに理想の組織。企業経営にそのまま当てはめることができます。

日本代表には外国人がたくさん入っていましたが、全員でいつも「君が代」を練習し、歌の意味までしっかりと共有していたそうです。ラグビー日本代表、4年後にどこまで進化しているか楽しみですね。