第132話 安売り競争からの脱却
成熟した産業、経済下において、商品、サービスも成熟し、多くの業界で価格競争が激化しています。
いつも申し上げることですが、価格競争で生き残れるのは規模の経済を生かすことのできるチェーン店や大企業であり、中小企業は価格競争に足を突っ込んではいけません。もし足を突っ込んでしまっていたら早急に脱却しましょう。
そんな中、大企業の中でも安売り競争から脱却し、V字回復を遂げたメガネスーパーさん。2000年代に入りJINSやZoffなど激安店が台頭し、自らも安売り合戦に入ってしまい利益が出ず、現場は疲弊していたそうです。そこで、戦略を大きく転換し、目の健康を最優先に考えるアイケア戦略により、検査を充実させてアイケアに関するアドバイスに力を入れたり、目のリラクゼーションルームを設置したり、様々な戦略にうって出ました。現在では顧客の70%が40歳以上となり、シニア世代が殺到。ターゲット戦略も成功し業績は好調です。
同社のようにしっかりした戦略のベースを作りこみ、安売り競争から脱却していきましょう。