第118話 危機感の持ち度合い
宮崎葵さんのCMでおなじみの「earth music & ecology」、厳しい産業であるアパレル業界にあって、毎年約150店舗を出店し成長を続けているアパレルショップを皆様ご存知でしょうか?今や店舗数は約1,200店舗となり、ユニクロさんとも肩を並べる勢いです。運営するストライプインターナショナルの石川社長はアパレル界の風雲児と言われ、岡山で4坪の店舗からスタートし、ここまでの会社を作り上げました。
その社長のインタビューを見て驚いたことは、危機感の持ち方が半端ないのです。取り扱うブランド、商品がいつ売れなくなってしまうか、24時間365日、常に「怖い」のだそうで、次に売れるブランド、商品を常に離陸させていくために動き続けているのです。「アパレルは『刺身屋』と同じで、鮮度が命、トレンドをタイムリーに発信していかないと必ず市場から追放される」、とも言っていました。経営革新、改革のスタートは必ず「危機感を持つこと」から始まります。そしてどのくらい真剣に危機感を捉えているかで革新や改革の中身、深さが違ってくるのではないかと感じました。