第116話 先祖の名に恥じぬ圧倒的な味
いまや市民の日常生活に欠かせないお茶のペットボトル。中でも2004年に発売されたサントリーの『伊右衛門』は、他とは一線を画す本格的な味わいが好評で、1兆円を超える大ヒット商品となりました。サントリーの飲料では、『天然水』、『BOSS』に続くヒット商品だとか。
サントリーが当初の開発に際してパートナーとして指名したのが京都の福寿園さん。同社は1790年創業の老舗であり、「宇治茶」ブランドを作ったと言われている伝統と革新を兼ね備えた素晴らしい会社です。『伊右衛門』のネーミングは、なんとその福寿園の創業者「福井伊右衛門氏」のお名前だそうです。創業者の名に恥じないような商品を作らなければならないという使命感が、あの圧倒的な深い味わいを作り出しているのだそうです。20種類以上の茶葉をバランスよくブレンドし、香ばしさと爽やかさを追求した『伊右衛門』、今後もお茶ペット市場をけん引していくのではないでしょうか。