第94話 ルーティンの重要性
プロゴルファーはボールを打つ前にいつも決まった同じ動作をします。ボールの3歩後ろで2回素振りをし、左足から進んで構えて、打つ、といったように。
選手によっては試合会場入りするところからルーティンが始まります。2時間前に会場入りし、片手のパット練習、アプローチ、バンカー、グローブ交換、ドライバー、・・・。
いつも同じルーティンをすれば集中力が高まり、平常心を保つことができると言います。
経営学の巨人ドラッガーの言葉に「経営管理の96%はルーティン的な定例反復業務である」というものがあります。トヨタの生産管理システムなどは組織ルーティンの代表例です。
そして、そのルーティンも技術革新や環境の変化によって改良されていきます。
ルーティンを確立し、それを徹底することによりミスを減らし、安定した経営基盤を作っていけるといいですね。