第86話 損得より善悪
熊本の震災から2ヶ月が経ちます。この週末に石原軍団が炊き出しを行ったニュースも報じられていますが、震災発生当初から被災地支援に尽力されている会社も多々あり、本当に頭が下がります。
なかでも、長崎ちゃんぽん店を経営するリンガーハットさん。4トン車を改造した調理用トラック2台を被災地に送り込み、1日600食、フル稼働しているそうです。米濱会長は、1982年の長崎大水害の際にもコメを車に積んで現地に駆け付け炊き出しをし、1万個以上のおにぎりを無料配布したそうです。
その一方で、この時におにぎりやパン、ガスコンロなどを不当に高額な値段で売っていた業者もいたそうですが、そのような業者は町の復旧後、いつの間にか閉店していたということです。
損得よりも善悪を優先し、人のために出来ることをしっかりと行う。それが社会に求められ永続していく会社をつくる一つの重要な要素なのかなと思いました。