第8話 ビジネスホテルの差別化
ホテル業界、完全復活、絶好調! こんな記事を最近目にします。 円安による国内旅行活発化、スカイツリーやディズニーランド、歌舞伎座等の話題集中、海外からのインバウンド増加、いろんな要因があります。
私の方も最近、仕事でもプライベートでもビジネスホテルをよく利用します。 主には、子供の試合遠征による宿泊ですが、いつもビジネスホテルです。 ドーミーイン、ルートイン、アパホテル、カンデオホテル・・・。 どのホテルも特色を出そうと様々な趣向をこらしている印象を受けます。
業界では、『3B』いわゆる①ベッド、②ブレックファースト、③バス(浴室)という差別化が潮流だとか。
確かに、シングルでも140cm幅のベッドがあったり、朝食も質の高いビュッフェだったり、大浴場を備えていたり、 利用者である我々にとって、サービスの向上を直接感じることができます。
私は、特に疲れを取りたいという理由で大浴場の有無が大きな選定要素です。 大浴場のあるビジネスホテルは、以前はさほどありませんでしたが、最近は結構ありますね。嬉しい限りです。
こうもサービスが充実してくると、シティホテルとビジネスホテルの垣根はなくなってきているように思います。 そんな環境の中、上記のような差別化は確かに重要ですが、ポイントはそれら差別化を可能にする(資産:Assets)をいかに構築していくか、というよりも他社にはまねのできない差別化をどう図っていくかだと思います。ソフト面、ハード面、色々な検討要素があるかと思いますが、いかにして他社にまねのできない差別化をしていくのか、今後のホテル業界の勢力図がどうなっていくのか、楽しみですね。